【完全保存版】アファメーションの書き方

アファメーション」という言葉を聞いて、何だろう? と疑問に思う方もいるかと思います。普段の生活の中であまり馴染みのない言葉かもしれません。しかし、自分の未来をより良いものに変えてくれるかもしれない、大きな影響力のある言葉なのです。

アファメーションとは、日本語にすると自分への宣言とでも言いましょうか、「肯定的な断言をする事」「個人的な「誓約」をする事」です。

具体的には、「○○になりたい」「このようになれば良いな」という目的や願望を、「○○になる」「○○なのだから○○なのだ」などポジティブで肯定的な言葉で断言し、自分自身に投げかけ続けることです。

なりたい自分になる最も効果的な方法の一つと言われているアファメーション、自身に語り掛け続けることで眠っている自己意識を開花させるのに、簡単かつ効果的であるとされています。自己意識改革をすることで潜在意識に働きかけ、その強大な力によって目標達成が近づくと言うのです。

アファメーションという言葉を知らなくても、知らず知らずのうちに自然と自分でこの方法を実践している人も大勢います。あなたの周りにいる幸せな人、次々と目標を立てそれを着実に達成していく人、有言実行の人、そのような人はアファメーションの正しいやり方が身についているのかもしれませんね。

ここでは、あなたの潜在意識に大きな影響を与え、将来の成功に寄与してくれるかもしれないアファメーションの正しいやり方、言葉のチョイスについてアドバイスしたいと思います。

アファメーションとは

アファメーションは、日々の生活にポジティブな変化をもたらす強力なツールです。

アファメーションとは、自分自身に対して肯定的な言葉を繰り返し語りかけることで、無意識をポジティブに変え、エフィカシーやゴール達成に向けた行動力を高める手法です。
この手法は、心理学や臨床の分野で広く活用されており、自分の無意識に働きかけることで、望む未来を現実化させる力を持っています。

アファメーションは単なる「ポジティブな言葉」ではなく、その言葉を繰り返し、自分の中に深く根付かせることが重要です。

言葉によって思考や行動は決まる

人の思考や行動パターンは無意識によって自動で決定し続けています。

もしかすると自分自身では「よく考えて判断・決定をしている」と思うかもしれません。それでも、今日朝起きてから家を出るまで無意識の行動パターンに沿って動いていませんでしたか?

思考や行動のパターンは基本的に無意識が行っている、自動運転なのです。

そして、その無意識は言葉によって成り立っています。

そのため、「言葉によって思考や行動は決まる」と言えるのです。

アファメーションの効用

人は1日になんと50,000回も思考していると言われています。真偽はともかくとして、繰り返し頭に浮かぶ言葉で自分自身の思考が形つくられています

もしもその思考が、「疲れた」「イライラする」「不安だ」「つらい」「自分には無理」など、ネガティブな言葉で大部分を占めていたらどうでしょうか。
自分に対する負の感情が自分自身を蝕んで、ネガティブな思考パターンが無意識の中に構築されていってしまうのです。

アファメーションによって思考をどんどんポジティブなものに書き換えていけば、あらゆる物事を前向きに受け止め、自分の可能性を信じて行動できるようになっていきます。

アファメーションの実践は、毎日の生活の中で簡単に取り入れることができます。

いつやればいいのか

アファメーションを行うのは、夜寝る前と、朝起きてすぐに行うと効果的です。朝晩だけでなく、もっと多くても構いません。

はっきり目が覚めていない意識状態の時が、アファメーションを無意識に刷り込みやすいです。

もちろんアファメーションを行う回数が多ければ多いほどゴール達成も加速します。
食事の後や歯磨きの時間に行う習慣をつくってもよいかもしれません。

朝のアファメーション、夜のアファメーションと使い分ける必要はあまりないかなと思います。

11のルールをおさらい

アファメーションは、最終的な結果に到達するための手段です。現在の自分のあるべき姿をイメージするために唱える言葉です、これを何度も読み、自分に聞かせることで、無意識にその内容を真実だと思い込ませます。 

個人的(Personal)

内容が自己中心的と思われるようなことでも構いません。一人称で書き、主語を「私」「私たち」「我々」にします。内容も個人的なものにします。

肯定的(Positive)

無意識は否定文を理解しません。「こうなりたくない」「ほしくないもの」は排除し、「こうなりたいもの」「ほしいもの」についてのみ書きます。

現在形(Present tense)

「今まさに~している」「今起こっている」などのように、現在進行形で書きます。もうすでに達成しているというイメージです。

達成を示す(Show achievement)

「私は~を持っている」「私は~だ」「私は~する」などの言い回しを使って、すでに達成しているという内容にします。逆に、「私は~することができる」「私は~したい」などの言い回しで書いてはいけません。

比較をしない(No comparison)

自分自身の変化と成長のみをしっかりと思い描き、「他人と比較してこうだ」という記述をしないようにします。

動作を表す言葉(Action Words)

打ち解け、くつろいだ態度でそれを成し遂げている自分自身の行動を表現する言葉を使い、その様子を書くようにします。

感情を表す言葉(Emotion Words)

ゴールを達成した時にあなたがいかに感動するか、その感動をあなたに正確に呼び覚ます言葉を使って書きます。

正確さ(Accuracy)

的確で詳細な記述となるように、言葉の精度を高めます。言葉の中に、不要な曖昧性がないかをよく検討し、それがあるときは書き改めます。

バランス(Balance)

ゴールの中に、あなたの人生における様々な分野を調和よく繰り合わせます。それは、家庭、余暇、社会(地域)、精神性、教育、ビジネス、健康、姻戚関係、キャリア、財産などについてよく調和させ、ひとつひとつのアファメーションが互いに矛盾しないようにします。

現実的(Realistic)

アファメーションの中にゴールを達成した自分自身が見えるくらい、臨場感のあるリアルな記述にします。

人に話さない(Confidential)

あなたの個人的なアファメーションのほとんどは、誰かと共有する必要はありません。

 

アファメーションカードと例文

 自分で作ったアファメーションはアファメーションカードにして持ち歩いたり、ノートに記録したりすると習慣化しやすくなります。
普段持ち歩くことによって、アファメーションを読んでいない時間も無意識がアファメーションのことを考えてくれます。

私は常に、自分自身と周囲のエフィカシーを上げるために、周囲の良いところを見ながら行動を起こしているので、私と共にいる人達は、常に成功の日々を味わっている。

【おまけ】アファメーションの効果的なやり方

書き上げたアファメーションは、毎日少なくとも2回声に出して読みます。最も効果的なタイミングは、夜の就寝前と朝目が覚めた直後です。
就寝の前後(はっきり目が覚めていない意識状態)は、脳波がα波になりやすいです。α波やθ波が出ているときは、無意識へのアファメーションの刷り込みが効果的に行えるのです。

アファメーションは変性意識状態でする

私たちが普段生活しているときの意識状態は、脳波がβ波状態で、これは、論理的な思考や理性的な判断を司る意識状態です。一方、直感やひらめき、いわゆる「第六感」のようなものは、α波やθ波が出ているときの意識状態(=変性意識状態)から生まれてくると言われています。

そして変性意識状態は無意識領域と密接な関係があり、私たちの思考や行動に大きな影響を与えることができます。

アファメーションの効果を最大限に発揮させるためには、無意識に働きかけることがとても重要です。なぜなら、無意識が「私はできる!」「私は成功する!」と強く信じれば、思考や行動パターンも変化して現実も変化していくからです。

ではどうやって無意識に働きかければいいのか、というと、そこで鍵となるのが 「変性意識状態」です。α波やθ波が出ているときの意識状態です。

変性意識状態とは、簡単に言うと、ぼーっとしている時や、何かに没頭している時のように、リラックスして集中力が研ぎ澄まされている状態のことです。

自分で簡単に変性意識状態に入る方法

実は、変性意識状態は就寝の前後だけではなく、意識的に作り出すこともできます。

気功もその手法の一つですが、簡単な方法の一つが、呼吸に集中することです。

これは、瞑想や座禅でも用いられる方法で、ゆっくりと深く呼吸をしながら、そのリズムだけに意識を集中させます。
できれば逆腹式呼吸で、息を吐くときに全身の力を抜いていきます。

自然と心が落ち着き、変性意識状態へと導かれます。

この変性意識状態になった時にアファメーションを唱えることで、より効果的に無意識に刷り込むことができるのです。