【書き起こし】苫米地メソッド003「エフィカシー①」

苫米地英人YouTube 公式チャンネルで2016/10/14から公開されている苫米地メソッド003「エフィカシー①」の無料動画を全文書き起こししました。


じゃあエフィカシーの番だね。まずこれからエフィカシーを説明していくけども、すでにエフィカシーという概念がわかっている、コーチングのわかってる人に対して”コーチングって何?”って一言で説明すると、”エフィカシーを上げること”。まさにこれがコーチングの作業そのもの。

みなさんがコーチになったとき、もしくは自分自身にセルフコーチングするときに、何をやればいいかというとものすごい単純で、エフィカシーを上げる作業をする。もちろんそのためには色々な方法論があるわけだけども。ただし、コーチングとはエフィカシーを上げること。これが定義だと思って下さいってことね。それ以外のことを言ってる人がいたとしたら、それは、コーチングをわかってない人なんだよ。コーチングとはエフィカシーを上げること。

だから今日はエフィカシーのど真ん中について。もちろん、エフィカシーということだけでおそらく、半年間くらいのレクチャーをやっても足りないくらいのレベルなんで、そのイントロダクトリーなところだけになると思うけど。だけどそのエッセンスだけでもお話していきたいと思うんだけど。

エフィカシーというのは、自己能力の自己評価のことね。じゃあその自己能力とは何かって言うと、ゴールを達成する自己能力の自己評価だから、少し長い言い方になれば、エフィカシーとは、”ゴールを達成する自己能力の自己評価”のこと。これがエフィカシーの定義ね。ってことは、コーチングとは何?っていうと、”ゴールを達成する自己能力の自己評価を上げること”ってなるわけだ。この中で、日常用語の「評価」とか「上げる」とかでてきたけど、いちばん重要な「ゴール」という概念が出てきちゃったわけだから。

そうすると、エフィカシーを定義するためには、ゴールという言葉がわかんないといけないわけで、逆にコーチングの一番中心の概念はゴールという概念なのね。コーチングの一番中心概念は「ゴール」であって、そしてコーチングの作業は何かって言うと「エフィカシーを上げること」っていう風に理解すると、コーチングが完璧にわかったってことね。完璧にわかった上でその方法論はものすごいたくさんある。もちろん無限の組み合わせがあるわけだから、ものすごくたくさんありますよってことは、もちろんみなさんも理解できると思うけれども。

もちろんゴールについては、逆に説明することはないと思うんだけど。将来こうなりたいっていう自分の姿であり、その時見えている世界であり。

例えば、俺のゴールだったら、”世界の戦争と差別をなくすこと”なのね。もちろんそのときに、きっと無くされた状態って俺には想像もつかないわけだ。だって、無いんだから。差別がないってどういうこと、じゃん。有る、だったらわかるけど、無いわけだから。世界って言ったって、俺全世界を見ることができるわけじゃないし。俺に知らないところでされてるかもしれないし、いや、俺の知らない世界でさえ、戦争もなければ差別もないわけだから。それはさ、知りようがないじゃん。

そういった意味でものすごい漠然としてるのがだいたいゴールであって。

もちろん、俺らの言葉で言うと、抽象度が高いことがだいたいはゴールなわけね。でもそれだけだと、何ていうの、漠然としすぎているんで、そういった世界にいる自分の姿だったりとか、自分がどう感じているかとか、そういったことをゴールとしていくってことは、何の問題もないのね。それはそのほうが臨場感上がりやすいしね。ただ一般的には、そういう世界であったとしたってさ、じゃあ、戦争がない世界で俺がそれを見てた時、じゃあ何なのか、、っていうと、ある世界だったら「ギャー」だけど、「この野郎!」だけど、ない世界だったらやっぱり何もないわけだ。だからそれさえもやっぱり自分の姿、自分の見てる世界って言ったって漠然としてると思うんだけど、どちらにしてもゴールというのはそういう、将来こうなってほしいという世界の姿であり、自分の姿であり、自分の周辺の姿だったりと思ってもらったらいい。

もちろんその中で極めて重要なのは、現状では達することが出来ないってことね。現状っていうのは、今の状態が続いた場合の可能性全部合わせて現状ね。

だから今会社の社員だった時、みなさんが自分の会社の社長になるのは現状なのね。うちの会社は何万人従業員がいて社長は一人しかなれなんで、って言ったってそれはみなさんにとって理想的な現状でしょ。そうするとみなさんの無意識、みなさんの脳は、現状として判断するわけ。それも理想的な現状だから。ってことは、難しければ難しいほど理想的な現状である以上は、かえって難しい方が縛られるくらいじゃん。だって理想的な現状であるんだから。だから理想的な現状であってはいけないのね、ゴールは。どんな理想な現状でも絶対達成できないことが、ゴールになるのね。だから隣の会社の社長だったらありえる。だってそれは会社辞めなきゃいけないでしょ。つまり現状を変えるってことね。

じゃあ現状って何かって言うと、これは皆さんの心の中でとてつもない、自分ではそう簡単に乗り越えることができないバリア、くらいに思ってもらったらいい。

あの、ディベートとかの世界は、法律の世界を模倣してやるわけだから、そういった意味では、現状っていうと立法しないといけないとか、今ある法律を改正しなきゃいけないとか、そういった法的な意味での国のシステムの変更をしないとできないこと、が現状じゃないことであって、システムを変えない限りは続くことは全部現状っていうのね、例えば。
これは政策ディベートじゃなくてみなさんの個人の頭の中であり、将来どうなりたいってことだから、法律の話ではないし。ものによっては法律が関係あるものもあるわけだ。例えばアメリカ大統領になりたい、って言ったときにアメリカ生まれじゃないんですけど、、それはほら、アメリカの法律、憲法レベルで改正しないといけないわけだから、そういうこともありえるけど。

通常は現状の外側っていうのは、みなさんが思いっきり変わらない限りは、達成できないことを現状の外って言うのね。

だからじゃあ、例えばさ、俺が戦争と差別をなくすっていうのが、現状の外なのは、俺が変わるだけじゃ実は足りなくて。俺の隣の人にも変わってもらわなくちゃいけないし、日本の政治家にも変わってもらわなくちゃいけないし、アメリカの政治家にも変わってもらわなくちゃいけないから、自分だけじゃなくて他の人にも変わってもらわなくちゃいけないくらい、ものすごい現状の外でしょ。だからそういうレベルでいくと、まさに抽象度の高い現状の外っていうのは、本当にたくさんの人が思いっきり変わらないと達成できないようなやつを、本気のゴールだと思ったらいいし。自分だけが変われば、それでも変わんなきゃいけないんだよ、達成できるようなものでもいいけど、卑近なゴールだと思ってもらったらいい。

どちらにしても、自分や、自分の周りの人が、変わらない限り達成できないことをゴールって言います、ってことね。

だから、例えばゴールに、キャビンアテンダントになりたいです、とかさ、有名広告代理店の社員になりたいです、とかさ、それ全然現状だから。だって変わらなくたって、それさ、就職試験で受かればなっちゃうわけだ。いや、私の身長じゃ難しいです、、いやそんなことはないでしょう、でしょ。それはもちろんその、身長制限が本当にあるところがあるかもしれないけど、それは現状の外かもしれないけど、それは大変だわな。有り得るよ、だってさ、その会社買収してルール変えちまえばいいわけだし、やりようはいくらだってあるわけだけど。だけどそれは十分に現状の外かもしれないけど、一般には、そういうのはやはり職業だからさ、職業はゴールにはなりえないってことね。その職業の中でこういう人になりたいっていうのは、あるよ。普通じゃありえないような素晴らしい成果を収める、それも自分の通常の頭の使い方だったり、心の使い方だったり、通常のものではなれないようなレベルの素晴らしい成果を上げるのであれば、それは現状の外になるよね。そういった意味でゴールというのはわかるよね。

将来こうなりたいっていう姿であって、世界の状態であって、そしてなんて言っても現状では達成できないっていうこと。それはまず最低限。
そして、実はそれよりももっと重要な「ゴールとは何?」、っていう条件があるのね。
それは何かって言うと、それは、止められても達成したいこと。何が何でも達成したいこと。よほど達成したいこと。

よく、かっこいいから、人から聞いたんで、とかよくあるわけだ。誰かわかんないけどさ、よくそういうゴールってあるじゃん。スター選手になりたいって言ってさ、そのスポーツやったことないのになりたい、とかあるでしょ。それはおそらく人から聞いた、みたいな感じなんじゃないの。子供のアンケートで最近はさ、将来なりたい職業に、公務員とか出てきたし。公務員は前の話か、今は正社員っていうのが出てきたらしいし。いいけど、、子供正社員やったことねえだろ、でしょ。それは誰かから聞いたわけじゃん。人から聞いたやつじゃダメ。人から聞いた話をベースにしてて、その、ほとんど体験したことなくても別に、本質的にはかまわないんだけど、だけどその場合って本当になりたいって怪しくない?やっぱり自分で見たことがあったり直接体験したことがあったり、自分の中で必要性をすごく強く感じたりとか色んな理由があると思うけど、どちらにしても心から達成したいってこと。

本当に止められても達成したい。何が何でも達成したいというのがまずは大前提。そういう中で、自分の現状では決して達成できないもの。これがゴールね。

ってことはさ、普通に考えたらすごい大変じゃん。すごいなりたいっていうのはさ、簡単になれるようだったら、すごいなりたいってならないからさ。ものすごくすごいことなわけじゃん。そして今のままの自分じゃ達成できないんだぜ。自分が思いっきり変わらないと達成できないわけだよ。でも達成できるんだったら変わります、くらい本当に望んでいるからそういうゴールになるんでしょ、。でもそれ逆に言うと容易な達成ではないはずなんじゃん、普通に傍から聞くと。コーチングはそれを、そんなことないですよ、容易な達成なんですよ、って教えるのがコーチングね。

じゃあなんで容易な達成かというと、そのキーワードがエフィカシーなわけね。「そのゴールを達成することができるやつだ、俺は。」っていうふうに確信している人。それはゴールを達成することができるのね。それはコーチングで教えてること、エフィカシーの定義ね。エフィカシーの定義っていうのは、実績とか関係ないし。実績っていうのは、実際にこうなりましたこうなりましたってことね。

なんでかっていうと、これは未来のことだから、過去どうでもいいのね、実績って過去の話じゃん。あの大会で優勝しました、私はサーフィン得意で、とかさ、サーファーは最近色んなところで良く見るんで(笑)、私サーフィン得意で、、って来週も会う予定なんだけど、こんな優勝してきました、又今度も優勝します、、いやそれ君の実績だよ、でしょ。実績そのものは本人の自信で自分自身の一部だから、それ貴重なもんだからそれ否定することは全然ないけど、実績がスゴイから、じゃないのね。実績は逆になくてもいいのね。「俺は達成できるやつだ」、本当に世界大会で優勝したいプロサーファーがいたら、「俺は優勝するのが当たり前のやつだ」、で構わないわけね。そのときに、他の人は、馬鹿だろ、、って思うかも知んないのね。サーフィンやったことない人が、もしも思ったとして、だってやったことなくたってさ、サーフィン映画とかいっぱい見ててさ、本当にやりたい可能性十分にあるわけだ。やったこと無いから否定するわけじゃないのね。それにしたってさ、他の人は、それダメだよ、、ムリよ、、っていうわけだ。「いや違います。私には達成できます。」、それがエフィカシーなの。根拠はいらないのね。

そういう、「達成できる人間だ、俺は。」っていう自己評価をしているかどうかっていうのが極めて重要なのね。

じゃあなんでそれがゴールを達成するかって言うと、これはコンフォートゾーンの話に戻ってくるわけ。

だって、自己評価があるときにそうじゃないと、何かおかしい、、って感じるわけだ、無意識は。こないだの話であったならば、リッツ・カールトンホテルに行って、俺は大金持ちだっていう高い自己評価があったときに、財布の中にさ、お金がさ、何万円しか入ってなかったときにドロボーっていうわけだ。そんなはずはない、俺の財布にはいつも200万円入ってんだ、っていう自己評価があるわけですよ。同じだよね、それは。何かおかしいと無意識は思うわけだ。そういうときに、普通ドロボーって言わないのね。何かおかしいって言ったときに、これはきっとドロボーされたんじゃないわ、きっと俺に今入ってくる収入が間違ってる、、でしょ。収入の額が間違ってるわけだから。だからその収入の額を正しくすればいいだけの話じゃん。ってことは稼ぐ商売やればいいし。それは何かわからないけど。それがコンフォートゾーンのカラクリで。

人間の脳はコンフォートゾーンからズレたときに思いっきりコンフォートゾーンにすぐに戻ろうとするのね。そしてそのコンフォートゾーンに戻ろうとするときは、何ていうのかな、ものすごく脳は無意識はクリエイティブに働くのね。

逆もありえるわけだ、よくコーチングで使う言葉はクリエイティブ・アボイダンスっていう言葉を使うんだけど、創造的回避って言葉を使うのね、例えばコンフォートゾーンが低い人、に上司があれやれこれやれって仕事を言ったとする。それあるよね、なんでもいいけどさ、その、会社の中で私は生産性の低い人だっていう、変わった人だけど、それでも生産性の低い人だっていう自己イメージ、イコール、コンフォートゾーンがあるとする。ってことはその人のコンフォートゾーンはさ、仕事を与えられてもさ、あんまり仕事しない。でも時間の間はいるけど、みたいなさ。でもあんまり働きたくない、っていうコンフォートゾーンの人がいるとする。その人に上司が何か仕事を与えたとする。そうするとコンフォートゾーン崩されるわけだ。

そうすると脳はものすごくクリエイティブにコンフォートゾーンに戻そうと働くわけね。クリエイティブにっていうのは、そのときに、みなさんも上司だったり先輩だったりすると、色んな経験あると思うけど、突然そのときやらないほうがいい理由、とかをいっぱい考えつくわけだ。上司がこのプロジェクト君がやりなさい、っていうと、これとこれとこれとこういう理由でやらないほうがいいと思います、もしくは、そのプロジェクトがうまくいかない理由をね、これとこれとこういう理由でやってもダメだと思います、みたいに。ものすごくクリエイティブにやらないほうがいい理由を考えつくのね。それをクリエイティブアボイダンスっていって、それはコンフォートゾーンの低い、逆に言うと、それをエフィカシーだよね、自己評価の低い人達だよね。エフィカシーが低い人たちに、エフィカシーが高い人が何らかの仕事を依頼するとちゃんとクリエイティブに、本人はエフィカシーの低い状態を維持しようとして、いろんなやらないほうがいい理由ややれない理由をクリエイティブに考えてくるわけだ。そういう経験は皆さんもあると思うのね。それをクリエイティブ・アボイダンスっていうのね。

逆もだからあるってことね。ゴールを達成できる自分っていうのはすごい高いエフィカシーであって、それをコンフォートゾーンとしている人たち、コンフォートゾーンというのは、その高い自己評価、もしくは低い自己評価でも、それぞれの居心地の良い精神的空間のことをコンフォートゾーンというわけだ。ってことは、当たり前のように、将来サーフィンのワールドカップがあるとすれば、あるよねきっとね、優勝する人がいたとしたらさ、その人のコンフォートゾーンは何かあるわけだ。そのときに今自分がローカル大会でさ、勝ってなかったら、何かおかしいと思うわけだ。同じように、将来大金持ちで、ものすごい寄付をさ、その世界中の食糧危機を救うためにするみたいなさ、ゴールを持ってる人がいたとしてさ、そういう人がお財布の中に1万円札が10枚くらいしか入ってなかったらさ、何かおかしいって思うわけだ。そんとき普通ドロボーっていうのは、まあ本当にヤバイと思ったら出るかもしれない、あれ?あったはず、なのにドロボー、、っていうのはあるかもしれないけど、普通はその時に、いや確か今日朝も入ってなかったよな、ってことは何かおかしい、、じゃん。ってことは無意識が急いで、お財布が1万円札で満タンになるような方法をものすごくクリエイティブに考えつくってことね。だから、クリエイティビティが生まれるってこと。

クリエイティビティの源は、それまで考えつかなかったことを生み出すことをクリエイティビティっていうのね。

よく勘違いしてるのは、最適な解を出すことをクリエイティビティって思ってるんだけど、それはクリエイティビティじゃないよね。最適な解っていうのは、過去の中の一番スゴイやつの組み合わせのことをいうわけでしょ。それはクリエイティビティじゃないのね。それまでの過去には、だって定義上、現状では達成できないことってことは、過去の最適化じゃ達成できないってことでしょ。過去の最適化が会社の社長になることだったら、それはゴールじゃないわけだから。過去の最適化じゃないものを生み出す、これがクリエイティビティっていうわけね。

脳はいつクリエイティビティに働くかって言うと、エフィカシーのギャップがあるときなのよ。

高いエフィカシーであるにも関わらず、現状というコンフォートゾーンがそれにそぐわない、つまりその高いエフィカシーを持っている人が当たり前に感じてるコンフォートゾーンと、目の前の世界が違っているときに、無意識は慌てて正しいコンフォートゾーンにしようとするってことね。逆向きに働くと、クリエイティブ・アボイダンス、創造的回避で仕事しない人になるわけで。ただそれが正しい方向に働くと、そうすると、思い切りその仕事を上手に短時間でやり遂げる方法論が何故か見つかる。お財布の中がどうやって増えるかってものすごいクリエイティブにやり方を見つけるってことね。だから達成できるのね。

本来はゴールというのは、現状じゃ達成できないものなんだから、難しいに決まってんじゃん。でもみなさんの無意識というのはとてつもなくクリエイティブなのね。あの、人間はみんな大天才として生まれてくるのよ。大天才が発揮されるかどうかっていうのは、たまたま自分のゴールが設定された世界が、自分のエフィカシーの世界と合っているかどうかの話で。他人のゴールだったりすると合うわけないじゃん。たまたま画家で大天才だった人は、よほど絵が好きだったんだ、それは。自分のエフィカシーの世界とぴったり合致したわけでしょ。全員の脳は、同じように大天才の脳としてみんな持って生まれてきてるわけね。でもその天才が発揮されないのは、エフィカシーの空間がずれてるからなのね。ゴールを設定することがしっかりと現状の外側にできて、そしてそれに対して自分は達成することができるやつだって言うエフィカシーを維持することができると、無意識がものすごいクリエイティブに働いて、他の人に思いつかないような、ありとあらゆるクリエイティブなやり方を思いついて、ゴールを達成しちゃうわけね。

だからゴール、コーチングのコアなゴール、コーチングとは何?って言うと”エフィカシーを上げること”って言うことができる、だと理解してもらったらいい。
じゃあそのエフィカシーをどうやって上げていくかっていうのは、このあと少し話すんでとりあえずここで小休止。

苫米地メソッド013「エフィカシー完全版」