「自分の限界を決めているのは自分自身である。科学的に証明されています。」
と言われたらあなたは信じられるでしょうか。
「その限界を取り払って、可能性を開花されるために制作されたプログラムがPX2である」
としたら信じられるでしょうか。
PX2は全12ステップを通して学ぶ、青少年向けの次世代教育プログラムです。
丸2日間かけて人間の脳と心の働きを学んでいきます。パズルやディスカッションをしながら実際に脳の仕組みを体験していくことで、人生の様々な分野で成功していくための「考える技術(=マインドの使い方)」が身につきます。
世界中で展開されているPX2プログラムの日本語版は、世界の教育の高度化を目的とした非営利団体である一般財団法人BWFインターナショナルが運営しています。
PX2プログラムが必要とされている社会的背景
昭和や平成の時代に学生時代を過ごした方は、近年は自分の過ごした学生時代とは違ってスマホやSNSの発達により、加速度的に変化の激しい時代がやって来たことは肌感覚として感じているかもしれません。
特に2010年後半からは、先の予測ができない「VUCA時代」とも呼ばれています。
VUCA(ブーカ)は、「Volatility」(変動性)、「Uncertainty」(不確実性)、「Complexity」(複雑性)、「Ambiguity」(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、テクノロジーの進化や政治不安、気候変動など様々な要因が複雑に絡み合い、想定外の事象が次々と発生するため、将来の予測が困難になってきている状態を指す言葉です。
1954年から1973年までの高度経済成長期の日本では、未来は現在の延長線上にあると考えられていました。そのため、生産性を向上し、効率よく大量生産することに重きを置かれます。この時代は、経営トップが戦略を考え、現場は効率化しつつ戦略を実行すればいいというモデルでした。
しかし現在は、過去の延長線上に未来がないVUCAの時代になりました。将来予測ができないので経営トップが戦略を考えることが困難になり、現場で臨機応変に対応することが求められるようになりました。
教育現場でも、2020年教育改革(入試改革)では「思考力・判断力・表現力」が新しい学習指導要領に盛り込まれました。これまで「知識・技能を確実に習得する」ことに加えて、これからは、「自分で考え、表現し、判断すること」が求められます。
PX2プログラムを受講すると、自由な発想力が養われ、主体的な行動力が身に付きます。
受講者の声
登壇したファシリテーターからの声も。
PX2とは
The Path to eXtreme success2の略です。ピーエックスツーと呼びます。
PX2は、脳と心の働きを学ぶために、わかりやすく作られたプログラムです。認知心理学や社会学習理論、教育理論、そして機能脳科学といった多くの分野における長年の研究成果と最先端の知識が生かされているだけでなく、個人や団体の成功事例から学んだ方法論も組み込まれているので、人生のさまざまな分野で成功していくための「考える技術」を学ぶことができます。
プログラムは12のテーマに分けられ、ルー・タイスとアントワン・リチャードソンの2人によるそれぞれのテーマについての解説がDVDに収められています。そして、私たち人間がどのようにものごとを考えているか、考えるべきか、そしてその考え方がどのように私たちの行動に反映されているのかといった基本的な概念を学べるように仕上がっています。
https://bwf.or.jp/what_is_px2
開発者のルー・タイスとは
教育学修士、心理学者、米国自己啓発界・能力開発の世界的権威、コーチングの創始者。
1935年、アメリカワシントン州シアトル生まれ。
高校教師ならびにフットボール・コーチとしてキャリアをスタートさせ、その後、人間が成功するための心の仕組みを研究し、コーチングのメソッドを確立。認知心理学や社会学習論の最新の研究を、誰もが理解できる利用できる教授法として展開。
開発協力者
アルバート・バンデューラPh.D.
スタンフォード大学心理学部社会科学科教授。1974年度アメリカ心理学会会長。国際的に論文引用の多い心理学者「20世紀を代表する100人の心理学者ランキング」4位。
マーティン・E.P.セリグマンPh.D.
ペンシルバニア大学心理学部教授、臨床技術教育指導教授。1998年度アメリカ心理学会会長。
論文、研究等の功績により、連邦メンタル・ヘルス研究所、連邦効加齢研究所、連邦科学基金、グッゲンハイム財団、マッカーサー財団など権威ある機関からの依頼による調査研究の指揮にあたった。
ゲーリー・レイサムPh.D.
トロント大学教授会事務局長、1991年度カナダ心理学協会会長。
グレン・テリルPh.D
TPIのカリキュラム・アドバイザー。コロラド大学心理学部長、リベラル・アーツ・アンド・サイエンス・カレッジ学長、イリノイ大学学長を歴任したのち、ワシントン州立大学学長を18年間務める。
PX2プログラム内容
- STEP1 「いつのまにかできあがった私の考え」
~脳と心の成り立ちを知って自分の未来を開く~ - STEP2 「誰の言葉に耳をかたむけるのか?」
~自分?それともあなたをとりまく人たち?~ - STEP3 「マインド(脳と心)のしくみ」
~行動の決め手となるもの~ - STEP4 「目標に向かう推進力」
~あなたをコントロールしているのは何?~ - STEP5 「無意識の判断と行動を変える」
~情動記憶のおとし穴~ - STEP6 「信念ができあがる過程』
~なりたい自分は自分でつくる~ - STEP7 「私には価値がある」
~素直に受け止めよう~ - STEP8 「コンフォートゾーンを広げよう」
~心のイメチェン~ - STEP9 「夢へテイクオフ」
~未来は考え方しだい~ - STEP10 「望む未来は目の前にある」
~成功への楽々フリーフロー~ - STEP11 「人生の主役になる」
~ビジュアライゼーションの威力~ - STEP12 「動機づけ」
~すべては自由意志~
お試しワーク(オリジナル)
※以下の図はPX2プログラムでは登場しません。
国内・海外のPX2プログラムの導入実績
スポーツ関係
特筆すべきは、オリンピックの水泳アメリカ代表チームでのPX2導入です。“水の怪物”と呼ばれたマイケル・フェルプス選手は、獲得メダル数は通算28個、金メダルの獲得数は通算23個となり歴代1位の記録を保持しています。
学校関係
日本での学校関係での開催は、ごく一部がレポート掲載されていますので紹介します。
2017年 横浜市の高等学校
2020年 大学の陸上競技部駅伝チーム
2023年 北九州市の高等学校
ルー・タイスの実績
残念ながらルー・タイスは2012年4月2日に逝去されましたが、晩年の社会的活動では、ロサンゼルス市警と組んで、ロサンゼルスのストリートギャングの横行による「未成年者同士の殺人事件の撲滅」(ベターL.A.プロジェクト)へPX2プログラムを導入。子どもたちをギャングの脅威から守り、凶悪犯罪の低年齢化を抑制、特に少年同士の銃殺事件などの犯罪を激減させ、地域活性化の実現に貢献しました。
また、メキシコ前大統領のヴィセンテ・フォックス氏とともに、PX2プログラムを利用したメキシコとラテンアメリカ諸国の教育改革にも取り組み、大きな成功を収めました。
開催種別と受講対象者について
PX2プログラムは、「オープン開催」「クローズド開催」「アウェアネス開催」の3種類があります。
オープン開催は、東京都渋谷区の一般財団法人BWFインターナショナル本部のセミナールームで開催され、受講対象者は個人で申し込みが可能です。
クローズド開催とは、学校や団体において開催される受講者を限定したセミナーです。
アウェアネス開催は、PX2の導入検討中の学校や団体向けに行われる2時間程のプログラムです。いわゆる体験版です。
受講対象者については、BWFインターナショナルの公式サイトをご参照ください。
オープン開催PX2の開催日
オープン開催のPX2プログラムは、2019年からは毎月開催しています。スケジュールはBWFインターナショナルの公式サイトをご参照ください。
FT(ファシリテーター)になるには
PX2ファシリテーターの役割は、PX2におけるコンセプトを、青少年が理解して自身の行動に取り入れやすくすることです。
PX2ファシリテーターに関心を持たれた方は、リバティーコーチングのサイトを参照ください。