【書き起こし】苫米地メソッド005「エフィカシー③」

苫米地英人YouTube 公式チャンネルで2016/11/02から公開されている苫米地メソッド005「エフィカシー③」の無料動画を全文書き起こししました。

Part1、Part2はこちらから。

【書き起こし】苫米地メソッド003「エフィカシー①」 【書き起こし】苫米地メソッド004「エフィカシー②」

じゃあ今度はどうやってエフィカシーを上げるかね。このエフィカシーを上げるっていうのは、広い意味でセルフコーチングだよ。本来は、我々プロのコーチが皆さんの横について、みなさんのエフィカシーを上げるという作業をやっていくので、本当は、みなさんはコーチングのクライアントになれば、その、考えなくてもいい話でもあるのね。

ただし、ひとつは自分で出来ればそれに越したことないし。まずは自分でできるって言ったって、プロのコーチのほうがそれは腕がいいわけだから。そっちが望ましいことは望ましいけど、とはいっても我々はセルフコーチングっていうんだけど、自分でできるのが望ましいに決まってるわけだ。

もうひとつは、コーチっていってるけど、、本当大丈夫?って話。コーチだって自称じゃん、簡単に言うと。もちろん俺は認定は出してるけど、別に国家資格であるわけでもなんでもないわけで、俺よりなんかさ、偉そうな人が来てさ、私が出したコーチング資格です、って言われるとさ、それも、なんとかなんとかなんとか協会、みたいな名前、世界なんとかコーチング協会みたいな誰かが作ったとしてね。そこの推薦者にさ、大企業の社長の名前なんか出てたらさ、なんかすごい気がしちゃって、そういう人のコーチング受けちゃったときにその人が実は素人で、ってあり得るわけだ。だって別に自称でなれるわけだから、簡単に言うと。協会は明日から誰でも作れるわけだから。

そういった意味で、プロのコーチと称しても、俺らにとって偽物のコーチも世の中にいるってことは認識しといてほしいのね。万が一、その人たちのコーチングを受けちゃった時も含めてだぜ、知識があってやっぱりこの人おかしいってわかんなちゃいけないわけだから、そういった意味で、エフィカシーをどうやって上げていくかっていう、プロのコーチがどうやってお手伝いしていくかっていう中で、自分で、もちろん色んな技術あるけど、そん中でセルフコーチングとして使えるもの、これはちょっとだけ紹介していきたいんだけど。

それは逆に、エフィカシーとは何かって言うことを分析的に考えてみると、自ずからまずは理解できるものがいくつかある。そん中で代表的なものがまずは、アファメーションだよね。あの、何故かと言うと、コンフォートゾーンとコンフォートゾーンの戦いになるわけだ。高いエフィカシーのコンフォートゾーンがあって、低いエフィカシーのコンフォートゾーンがあるのね。でなんていうの、多くの人はそのコンフォートゾーンを乱すものをすごい排除したくなるんだよ。

あの、新橋の一杯飲み屋に、今もあんのかどうかわかんないけど、俺が丸の内の建て替える前の丸ビルに勤めてた時代には、少なくとも新橋のガード下には一杯飲み屋あってさ、あれを記憶から言ってんだけど、その新橋の一杯飲み屋みたいなところに行ったとする。今はあの辺にいる人達はみんなさ、JPモルガンを代表するようなさ、高級ビジネスマンたちがいるから、ぜんぜん違う世界かもしれないけど、俺が知ってる時代の丸の内の、新橋の一杯飲み屋くらいだと、みんな”だるま”を飲んでるわけだ。だるまって言葉も死語かもしんないけど。サントリーオールドね。当時2,800円だったけど。今は値段も知りません(笑)。サントリーオールドをみんなだいたいだるまって言ってて、それ、高級な方なんだぜ、当時。どちらかと言うと。をみんな飲んでるそういった一杯飲み屋みたいなのがあるわけだ。ボトルキープをしてるとこ。そこ、その時代なかったけど発想としてさ、今そういう店があったとする。みんながだいたい2,800円のボトルを飲んでるお店があったとする。

そこに俺が入ってって、それでスーツ着てさ、、みんなスーツ着てるか(笑)、だけどそのスーツがゼニアのローマとかさ、ミラノとかさ、パリ、、こないだパリでさ、ゼニアスーツ作ったら、フランでいくらだったかな、1万8,000フランくらいだったよ。だいたい200万円くらいだった。当時の為替で。上下のスーツだぜ、俺テレビか雑誌かなんかわかんないけどさ、あの麻生さんが俺のスーツは200万だって言ってたのどっかで記憶あんだけど、俺その時、円建てちょうど200万だ、麻生さんはゼニアでフランスで買ってんのか、イタリアで買ってんだ、って思ったけど。だからその、200万円のスーツ、高いようだけど、ゼニアのオーダーメイドそんなの当たり前なんだよ、半年後にほんとにこんな巨大な箱の船便で送られてくるのね。こんな箱で、コンテナみたいなので送られてきて、そん中にスーツが1こぶら下がってんだよ。だからシワ付かないように(笑)。それも航空便で、船便じゃない、航空便で、でもできるの2、3ヶ月かかるから、2、3ヶ月遅れで来て、そういうさ、航空便で箱で送られてくるゼニアスーツ、見てもわかんないかもしれないけど、一応違いが分かるとする。そうすると流石に200万のスーツ着てる人だるまで新橋の一杯飲み屋、俺が知ってるようなね、飲んでないわけだ。

そこにゼニアスーツのさ、俺が、そしてこのネクタイはさ、メーカーちょっと言えないけど、、ステファノリッチ。あのね、日本で買ったから高いんだけど、12万円のネクタイなのね。見えないと思うけど。12万円のネクタイを、でも200万のスーツにさ、12万くらいのネクタイじゃないと合わなくない?逆に言うと。安いくらいだよ。ポジショニング的に。それもさ、わかるくらいだよ。200万のスーツと12万のネクタイ。これは別に200万のスーツじゃないけどね。の俺が、入ってきて、もうその瞬間にさ、ジロっと見られるわけだ。ちょっと待って、俺らと違う人種だな、みたいなさ。今だったらその感覚ないよ。現在の丸の内はさ、逆にさ、JPモルガン系が当たり前になっちゃって、あとREITで稼いでる人たちだからさ、時代と位置を仮想上の俺の頭の中に合わせて。かつ、俺が知ってる新橋有楽町方面に合わせてほしいんだけどさ、そこにさ、ゼニアスーツ12万タイのさ、俺が入ってきてガラッと開けた瞬間に、もう、まず白い目で見られない?お前この場を荒らしやがって、みたいな感じでさ。

みんなはさ、マイルドセブンぷかぷか吸ってるわけだ。今マイルドセブンあるのかどうか知らんけど(笑)。俺の時代はあったわ。マイルドセブンいくらだった?俺の時代180円までは覚えてるんだけど。その後の値段知らないよ。マイルドセブン吸ってるときに、俺がこうやって200万円のパイプ、を持つ。もしくは3,600円だけど、コイーバのロブストを咥えて、入ってくるわけだ。セブンスターに対して。もうその瞬間にジロっじゃん。火なんかつけちゃったらさ、あれ何よ、パイプだぜ、みたいなさ。そんなの見たことねえよ、ってさ。マイルドセブンの世界、180円の時代で言ってるよ、今は知らないからね。長いことパイプ葉巻きに移行してタバコ吸ってないもんで。その瞬間にもうさ、煙もくもくってさ。あのときちらっと見たときで、この野郎って思ったけどさ、今度は横で煙プカプカやりやがって。いいけどさ、君のマイルドセブンも煙だよって突っ込みたいけどさ。煙の量違うからさ、もう睨まれるわけだ。

で、そこでママさんかなんかいて、俺がさ、ラフロイグ30年、なんて言っちゃったらさ、ラフロイグ30年って知らないと思うけど、リッツ・カールトンでもしもあれば25万から35万くらいの間。ないのよ、今もう。めずらしいから。俺は一時期それを18万まで値切って入れたことあるけど。値切るのかって、、(笑)。今はもう値切らせてくれないと思うけど。2,800円のだるま対さ、25万ってさ、100倍じゃん値段が。それやばくない。スーツは流石に100倍はいってないけど。少なくともさ、酒のボトルだったらさ、もちろんさ、その人達もさ、銀座で接待のときはさ、座って100万円みたいな時代だから違うかもしれないけど、自費として普通に飲むお酒として。だるまの横でラフロイグ30年って言っちゃったらさ、もう大変でしょ。それでさ、ママさんに声なんてかけようものなら一斉に敵視されるぜ。

長い説明だったけど。それがコンフォートゾーンを乱すってことなわけだ。コンフォートゾーンを乱されるとものすごいムカつく。嫌。でおそらくね、その時必ず排斥行動に出ると思う。どうやって俺をその店から追い出そうか。それがみなさん日常経験してるようなコンフォートゾーン乱されることに対する何らかの行為じゃん。ってことはコンフォートゾーンを守るためには、そんときね、すごいね、クリエイティブなことするんだよ。

なんかわかんないけどさ。誰かがクリエイティブに間違えてスプリンクラーを回しちゃったとかさ。間違えてその辺の椅子ぶっ壊しちゃったとかさ。俺の机にゲロ吐いちゃたとかさ、なんかわかんないけど。ものすごいクリエイティブなことやって、俺をそこから排斥しようとする。無意識がガンガン、店中で全員が働くと思われる。

実際はね、今何の話してると思う?日本の今の企業ってそんなとこばっかし。本当は、世界最高のIQをもった日本人が、世界最高の教育レベル、教育レベル悪いようだけど、だけど実際の、日本の学校ダメかもしんないけど、アメリカの学校いいって言ったってさ、多くの人が良い教育に与れてないんだぜ。日本はまず全員が良い教育に与ってるわけだ。そういった素晴らしい日本で、それもさ、とてつもない金持ってる、世界のアメリカの銀行預金の総額がだいたい7、800兆だよ。日本の銀行預金の総額は1,200、1,300兆だからさ。もっと減ったんだ。アメリカ今3、400兆だよ、最近ガンガンデリバティブに移っちゃって。日本はずっと1,200兆移してるから。最低でも、2.5倍から3倍くらいかな、日本の今の銀行預金の総額は、2.5倍か、今くらいだと。それくらいの金額を、400兆対1,200兆くらいだったかな、正確な金額忘れた、少なくとも2.5倍くらいの貯金、アメリカの、だぜ。その銀行預金量のある日本だぜ、で、そこでさ、じゃあ、企業の生産性って、15位とかめちゃくちゃ低くない?今。ものすごい低いんだよ、先進国の中で。ってことは日本の会社がみんなお互いをだめにし合う文化を作りあって、コンフォートゾーンを下げ合う、みんながだるまでいい、誰かがラフロイグみたいな生産性上げたらみんなで引きずり下ろすカルチャーになっちまってるんだぜ。

それがもうコンフォートゾーンの話。じゃあみなさんはその中で、どうやって上げてくかだよね。もちろんそれはドリームキラーの声を聞かないっていうのは、さっき言った、他の人たちが何言っても無視だけど。そうじゃなく、みなさん自身が変えるってことね、簡単に言うと、ひとつは、だるまの人たちがみんな「俺はラフロイグがふさわしい」という風な世界になってもらえばいいわけだ。

それを俺らはコレクティブ・エフィカシーっていうのね。

自分だけじゃなく、周囲のエフィカシーまで上げちゃう、集合的エフィカシー上げてっちゃうから、そうすると、店の人間がみんなラフロイグって言い始める。ママさん困っちゃうと思うけど(笑)1本入れるのに3ヶ月位、、、みんなでラフロイグ30年って言っちゃう世界。それくらい。

コレクティブ・エフィカシーだから、まずは、コーチングのダイナミズムというのは、コーチというのはクライアント本人に働きかけるんだけど、そのクライアント本人を通して、その周囲の人間のエフィカシーまで上げていくっていう、まずコレクティブ・エフィカシーっていうのを仕込んでやっていく、だからちょっと難しいっていうのは、自分自身だけでできるんですか?っていうと、いやできるんですよ。

みなさんがコーチングを学ぶのよ。そしてみなさんが周囲のコーチになってしまうわけね。そうすると周囲の人たちのエフィカシーも上げられるでしょ。だからセルフコーチングというのの、一番コアは自分以外のコーチになれることが重要なのよ。そして周りのエフィカシーまで上げちゃうと、おかげで自分のエフィカシーも上がっちゃうわけだ。

それはそうだよね、周りがさラフロイグ30年っていうときに、俺は今日はラフロイグ15年でいいや、、って言ったらお前何言ってんの?30年だろって。実はね、18年と15年と30年と、実は、15年が一番珍しいんだけどっていう面倒くさいことは置いておいて。とりあえず、30年だろって、言われるのって、周りに言われちゃうくらいだから。ってことは、周りをドリームキラーではなくて、ドリームサポーターにしちゃう。

自分がコーチになって、周囲のエフィカシーを上げちゃうっていうのが一番単純な方法。一番単純なんだけど、もちろん技術的には難しいのかもしれないけど、それは自分がコーチになりますよって、いうのがまず回答なのね。それがわかっといた上で、もうちょっと純粋に、単にまず自分自身がどうやってエフィカシーを上げるかっていう一番コアなところね、そこはこのあともうひとつお話する。

苫米地メソッド013「エフィカシー完全版」